プレスリリース

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2011年12月5日

報道関係者各位

アボット ジャパン株式会社

このプレスリリースは、2011年11月28日(米国現地時間)に米国にて配信したものを翻訳したものです。 本資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語が優先します。 本資料(英文)についてはwww.abbott.comをご覧ください。

アボット、GSKとの契約を拡大
癌免疫療法用に開発中の新規医薬品との
コンパニオン診断薬の開発を盛込む

〔2011年11月28日、イリノイ州デプレイン〕アボットは本日、GlaxoSmithKline Biologicals S.A. (GSK)との契約を拡大し、GSKの癌免疫療法の研究プログラムを支援する新たなコンパニオン診断薬の開発を盛込むことを発表いたしました。
コンパニオン診断薬とは、特定のDNA配列の確認により、医師が治療の効きやすい(または効きにくい)患者を選択するのに役立つよう設計された検査です。

両社は、MAGE-A3抗原の発現に基づき非小細胞肺癌とメラノーマのスクリーニングを行うためのポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査の開発に関する契約を、2009年7月と2010年3月に締結しています。アボットは今回拡大した契約の下で、PRAME抗原の発現に基づき非小細胞肺癌をスクリーニングするためのAbbott m2000rt™用のPCR検査を開発します。PRAME (preferentially expressed antigen of melanoma)とはメラノーマ優先発現抗原のことで、非小細胞肺癌患者の69%に発現するほか、メラノーマ、乳癌、卵巣癌や膀胱癌などの様々な癌でも発現がみられる一方、正常細胞では殆ど発現しないという特徴があります。

アボットモレキュラー事業部を率いるスタッフォード・オケリーは、「今回の提携の拡大やアボットが最近発表したオンコロジー分野における各種のパートナーシップは、様々な癌に対する免疫療法に関連するバイオマーカーの評価へのアボットの継続的な取り組みを示すものです。今回の契約は、アボットと医薬品業界が個別化医療とコンパニオン診断薬の分野で果たした科学的功績の証であり、優れた医薬品を適切な使用対象と考えられる癌患者に確実にお届けする一助となるものです」と述べています。

オンコロジー分野における遺伝子検査
MAGE-A3やPRAMEなどの各種領域における開発努力は、アボットの癌診断薬と個別化医療における指導的立場を今後さらに高めてまいります。アボットは、PCRやFISH (fluorescence in situ hybridization, 蛍光 in situハイブリダイゼーション)を用いた遺伝子検査の応用におけるパイオニア企業で、臨床医がゲノム薬理学に基づく適切な治療選択を行えるよう支援しています。

GSKの抗原特異的癌免疫療法プログラム(Antigen Specific Cancer Immunotherapy Program, ASCI)について
GSKのASCIは免疫系に働きかけ、癌細胞を極めて特異的に認識し排除するよう促す目的で設計された新しい種類の医薬品です。これらの新規癌免疫療法剤は、遺伝子組換え蛋白を精製した腫瘍抗原とGSKが特許を有するアジュバントシステム(腫瘍に対する免疫反応を高める免疫刺激物質を複数配合したもの)を組み合わせた製剤です。 ASCIは現在、臨床現場で治験検討中であり、手術後の癌再発リスクの低減や、早期転移癌における腫瘍増殖抑制を目的とする同治療法の使用を検証しています。GSKのASCIの作用機序は高度に特異的であるため、腫瘍抗原の発現の有無に基づき治療に適した患者を選択するための診断ツールを開発することが可能です。

MAGE-A3は腫瘍特異抗原の一種で、メラノーマ、非小細胞肺癌、頭頚部癌や膀胱癌などの様々な癌に発現する一方で、正常細胞には発現しません。精巣細胞ではMAGE-A3遺伝子の発現が認められますが、抗原提示能力は持ちません。GSKは、癌の理解と制圧に向けた活動を行う世界最大級の国際学術研究施設であるLudwig Institute for Cancer Research (ルートヴィヒ癌研究所)より、MAGE-A3蛋白のライセンス供与を受けています。

ASCIは治験薬であり、現時点ではその使用や適応はいかなる国でも承認されておりません。

Abbott Molecularについて

Abbott Molecular(abbottmolecular.com)は、分子レベルでDNAやRNAを解析する遺伝子診断薬のリーダーです。Abbott Molecularの検査は患者の遺伝子や染色体にみられる微細ながらも重要な変化を検出することが可能であるため、早期発見や早期診断の可能性を持ち、適切な治療の選択に役立つ情報を提供するとともに、疾患の進行状況のモニタリングを改善すると期待されています。

アボット社について

アボット社は、広範囲のヘルスケアに基盤を置く世界的規模の会社であり、グループ総従業員数約90,000 人を擁し、世界130 カ国以上で営業活動を行っています。その事業内容は医療用医薬品、栄養剤、医療機器、診断薬、診断機器の分野における研究・開発、製造、マーケティングそして販売と多岐にわたっています。日本国内では、従業員約2,800人がこれらのビジネスに関する販売とマーケティングに従事しており、東京、福井、千葉に拠点を置いています。アボット ジャパンのプレスリリースは、www.abbott.co.jp、アボット本社のプレスリリースは、www.abbott.comをご参照ください。

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