膀胱癌関連FISHプローブ〈体外診断用医薬品〉
ウロビジョン®DNA FISHプローブキット
膀胱癌の再発の診断補助として、FISH法を用いて尿中細胞の3番、7番及び17番染色体の異数倍数体、並びに9p21遺伝子座の欠失を検出するキットです。 膀胱癌は再発頻度が高く、長期間にわたる定期的なフォローアップが必要です。膀胱癌再発の診断には、膀胱鏡および尿細胞診が用いられていますが、膀胱鏡は侵襲性があり、平坦で膀胱粘膜との見分けがつきにくい上皮内癌(CIS)のような腫瘍の診断が難しいこと、また尿細胞診については、特異度が高いものの、その一方で検出感度が低いことが知られています。遺伝子異常により膀胱癌を検出するウロビジョンDNA FISHプローブキットは、これらの診断と組み合わせることによって、再発の診断の補助となる結果を提供します。
Ideogram
Probe Image
FISH法による移行上皮細胞核
左:正常例 右:異常例
正常の場合、レッド、グリーン、ゴールド、アクアのシグナルが夫々2個ずつ観察されます(左図)。異常の場合、異数体を形成することによって、レッド、グリーン、アクアのシグナルが3個以上観察されます(右図)。また9p21領域の欠失によってゴールドのシグナルが観察されない異常例もあります。
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参考文献
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