*本記事は、2023年3月21日に米国アボット本社のウェブサイトで紹介された記事の翻訳版です。内容については英語原文が優先されます。
水は私たちの生活や健康、そして生態系を支えています。グローバルヘルスケアカンパニーとして人々が健康で充実した生活を送ることを支援するアボットにとって、水は生命線です。
ですが人口増加、気候変動、産業の拡大、集約農業などの要因により、水質や水源の確保は世界的な課題となっています。国連は2030年までに世界で水が40%不足すると予想し、23億人が健康的な生活に必要な手洗いのための水や石鹸を十分に入手できていないと警告しています。
人々の人生に新たな未来を届けられるテクノロジーを開発するアボットにとって、水は非常に重要です。私たちは水資源への影響が最小限になるように、活動する全ての地域で水の使用を効率的かつ責任をもって管理するよう努めています。
私たちの取り組みには、水の効率使用の改善、排水管理、水管理手法の全社展開、責任ある水使用の重要性に関する従業員とサプライヤーへの教育という4つの側面があります。
アボットは、2030年サステナビリティプランの一部として、以下のことを約束します。
私たちは何十年も前から責任ある水資源の利用に注力してきました。私たちが掲げた目標は、最大の効果を上げる努力を誓うものです。2030年までにこの目標を達成するべく、私たちは前進し続けています。
環境評価
毎年、使用する水がどこから来るのか、どのように使われ排出されるのか、さらに事業が地域の供給に与える影響を把握するためのマッピングを実施しています。このプロセスを通じて、アボットは世界で24カ所の製造拠点が水不足地域で操業していることを特定しました。
その結果を受けて、地域の水資源の持続可能性に貢献する企業やNGOによる国際認証機関 「Alliance for Water Stewardship (AWS) 」 に加盟しました。水資源への影響が大きく、水不足地域にある2拠点(カリフォルニア州とスペイン)が2022年にAWS認証を取得し、他にカリフォルニア州、チリ、インド、シンガポールの4拠点が新たに認証に向けて動いています。さらに5つの拠点が、サステナビリティプラン期間中に認証取得を目指す予定となっています。
水不足地域にある残りの13の拠点については、水資源への影響は深刻ではないと考えられていますが、昨年からウォーター・スチュワードシップの実践を開始しています。
パートナーシップで効果を高める
ウォーター・スチュワードシップの効果を最大化するには、全ての人たちの協力が必要です。そのため、活動の一環として、例えば深刻な水不足地域にいるサプライヤーと共に水質や水量のリスクを減らすよう取り組むなど、パートナーシップを結んでいます。これまで、水不足地域にいる29のサプライヤーと協力して、水管理の機会を特定しました。また、共有水資源への影響を軽減するための取り組みとして、主要なサプライヤー5社とより強固なパートナーシップを試験導入しています。
AWS認証の一環として、アボットは地域のコミュニティとも連携して共有水資源の課題に取り組んでいます。なぜなら地域の水資源と生物多様性には水源の適切な管理が関係しているからです。例えば以下のように、良い影響をもたらすことは何かを探し、そして行動に移しています。
今後の展望
私たちは、持続可能で効率的な広範囲にわたる水管理プログラムを維持しつつ、各拠点と工程を改善する新たな取り組みを見つけていきます。そして、世界各地において水質と供給量に好影響をもたらすことを約束します。
2030年サステナビリティプランの目標に向けた取り組みとして、世界全域での水使用量のマップを作成し、使用の傾向を把握することを継続し、同時にウォーター・スチュワードシップを従業員やパートナーと共に推進する新しい方法を模索していきます。
責任ある効率的な水管理のためのアボットの取り組みについては、以下のページをご覧ください。
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