アボット、心臓用マッピングカテーテル 「AdvisorTM VLサーキュラーマッピングカテーテルSE」を発売

  • 可変ループ径および双方向に曲がる非対称シャフトを特徴とするマッピングカテーテルです。 
  • 優れた操作性と高い精度を実現し、アブレーション治療において手技時間の短縮および的確な診断に貢献することが期待されます。
     

2020年6月1日 ― アボットメディカルジャパン合同会社(本社: 東京都港区、代表執行役員社長 ブライアン・モットーラ、以下、アボット)は、心臓用マッピングカテーテル「AdvisorTM VLサーキュラーマッピングカテーテルSE(承認番号:30200BZX00046000)」を発売したことを発表しました。

本製品は、2020年2月に製造販売承認を取得し、2020年4月1日より保険適用されています。また、2019年9月に米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得しています。

マッピングカテーテルは、不整脈、主に心房細動に対するカテーテルアブレーション治療において、心臓の内壁に接触させながら電位を計測することで異常な部位を特定する際に、異常な部位の焼灼を行った後に異常な部位の電気的な隔離を確認する際に使用されます。日本では2010年にはおよそ83万人が心房細動に罹患し、2020年には97万4千人に増えると予測されています1

AdvisorTM VLサーキュラーマッピングカテーテルSEは、先端のループ径が可変であり、双方向に曲がる非対称シャフトを特長とするマッピングカテーテルです。ループ径は肺静脈の大きさに合わせて15mm-25mmに可変であり、非対称シャフトはハンドル操作によりカテーテル遠位部を同一平面上で2方向に屈曲させることで180度屈曲させることが可能です。また、ループには20個の電極が配置されているため、詳細なマッピングを実現しています。これらの特長により、すぐれた柔軟性、高い精度を実現し、医師による的確な診断を可能にします。

横浜市立みなと赤十字病院、不整脈診療科部長 兼 循環器内科部長 兼 心臓病センター長である山内康照先生は次のように述べています。「マッピングカテーテルは、手技時間の短縮および治療成績の向上においてとても重要です。AdvisorTM VLサーキュラーマッピングカテーテルSEは、優れた操作性を実現しており、バイディレクショナルで両方に動かせることで、より細かく、心臓の目的部位に持っていくことができていると感じています。また、ループ径が変えられるため、全ての肺静脈にカテーテルが入りやすくなりました。加えてセンサーでのポイント取得により、正確なモデル作成も可能になっています。本製品により、患者さんにより良い治療を行っていきたいと考えています。」

不整脈およびアブレーション治療について

不整脈は、心臓内の電気信号の不適切な伝導によって引き起こされる異常な心調律です。日本では2010年にはおよそ83万人が心房細動に罹患し、2020年には97万4千人に増えると予測されています※1。心房細動など異常な心調律によって、心拍が速まったり、遅くなったり、あるいは同期しないといった異常が発生し、心臓のポンプ機能が低下し、それが患者様の生活の質を低下させるさまざまな症状につながります。場合によっては、心臓不整脈が心臓に損傷を与えたり、血栓、脳卒中、心停止といった状態を引き起こすことがあります。心臓に焼灼巣を形成して不整脈を引き起こす電気経路を中断する心臓アブレーション治療は、複雑な不整脈を発症している患者様に対する治療法の1つです。

製品写真

アボットについて

アボットは、人々が人生のあらゆるステージにおいて最高の人生を送ることができるようサポートするグローバルヘルスケアリーダーです。業界をリードする診断薬・機器、医療機器、栄養剤、およびブランド ジェネリック医薬品分野の事業および製品を含め、人々の生活に大きな影響をもたらす画期的なアボットの技術は、ヘルスケアの広範な領域にわたっています。現在、世界160カ国以上で、約107,000人の社員が活動しています。

アボット(www.abbott.com)、アボット ジャパン(www.abbott.co.jp、リンクトイン(www.linkedin.com/company/abbott-/)、フェイスブック(www.facebook.com/Abbott)、ツイッター(@AbbottNews、@AbbottGlobal)も合わせてご参照ください。
 


1. Prevalence of atrial fibrillation in the general population of Japan: An analysis based on periodic health examination / H. Inoue et al. / International Journal of Cardiology 137 (2009) 102–107

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