※本資料は、アボットが2025年1月22日に発表したプレスリリースの和文抄訳であり、内容につきましては英語原文が優先されます。
2025年1月22日―アボット(米国イリノイ州アボットパーク)は本日、2024年12月31日を期末とする第4四半期の業績を発表しました。
アボットの会長 兼 最高経営責任者(CEO)、ロバート・B・フォードは、「非常に強い勢いで一年を終えました。売上高成長率と1株当たり利益はこの一年で第4四半期が最も高くなりました。2024年の当初の見通しレンジの上限を達成することで私たちは約束を果たすという実績を継続しており、2025年も高い成長を実現できるポジションにいます」と述べています。
第4四半期の事業概要
当社経営陣は、売上高の成長率を為替変動の影響および栄養剤製品事業におけるZonePerfect®製品ライン廃止の影響を除いた既存事業ベースで測定評価することが、投資家の皆様に当社の基礎的な業績を最もよく理解いただける方法だと考えています。さらに、新型コロナウイルス感染症は地域的な流行へと移行し、検査への需要が大幅に減少しているため、当社経営陣は、2024年においては売上高の成長率を新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除いた既存事業ベースで測定評価することが、投資家の皆様に当社の基礎的な業績を最もよく理解いただける方法だと考えています。
注記:為替変動の影響を排除した業績を算出するために、当年のドル建て売上高は、当年の期中平均為替レートを使用して適切に換算し、それを前年の期中平均為替レートを使用して適切に再計算しています。
2024年通年の業績
(単位:百万ドル)
過去の調整後売上高から決算報告ベースの売上高への調整については、英語原文をご参照ください。
*2024年12月31日までの四半期は、2024年3月の栄養剤製品事業におけるZonePerfect®製品ライン廃止の影響を反映しています。
2024年12月31日までの1年間は、2024年3月の栄養剤製品事業におけるZonePerfect®製品ライン廃止、および2023年4月27日付でのCardiovascular Systems, Inc.(CSI)買収の影響を反映しています。既存事業売上高は、2024年1月から4月までの買収事業の影響を除いたものです。
栄養剤製品
(単位:百万ドル)
2024年第4四半期の業績
第4四半期における栄養剤製品事業の全世界売上高は、決算報告ベースで4.5%増、既存事業ベースで7.1%増となりました。
小児用栄養剤製品部門の全世界売上高は、決算報告ベースで1.5%増、既存事業ベースで2.5%増となりました。米国売上高は、乳児用粉ミルク事業での市場シェアを引き続き獲得したことを反映しています。
第4四半期における成人用栄養剤製品の全世界売上高は、幅広くバランスのとれたラインアップにより市場をリードする栄養剤ブランド「エンシュア®」と糖尿病患者さんの栄養要件を満たすために設計された市場をリードする製品ブランド「グルセルナ®」の強い伸びに牽引され、決算報告ベースで7.4%増、既存事業ベースで11.4%増となりました。
2024年通年の業績
*ZonePerfect®製品ライン廃止の影響を反映しています。この措置は2024年3月に開始されました。
診断薬・機器
(単位:百万ドル)
2024年第4四半期の業績
第4四半期における診断薬・機器事業の売上高は、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高 3 が予測どおり前年同期比で減少したことにより、影響を受けました。2024年第4四半期における新型コロナウイルス感染症検査関連の全世界売上高は、前年同期の2億8,800万ドルに対し、1億7,600万ドルでした。
新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除く、診断薬・機器事業の全世界売上高は、決算報告ベースで4.3%増、既存事業ベースで6.1%増となりました。
新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除く、ラピッドダイアグノスティクスの成長は、インフルエンザ、連鎖球菌咽頭炎およびRSウイルスの診断に使われるアボットの呼吸器疾患検査ポートフォリオの強い需要に牽引されました。
2024年通年の業績
エスタブリッシュ医薬品
(単位:百万ドル)
2024年第4四半期の業績
第4四半期におけるエスタブリッシュ医薬品事業の売上高は、決算報告ベースで3.8%増、既存事業ベースで8.5%増となりました。
主要新興国には、アボットのブランドジェネリック製品ポートフォリオにとって長期的かつ最も魅力的な成長機会となる複数の新興国が含まれます。これらの国々における第4四半期の売上高は、決算報告ベースでは3.3%増、既存事業ベースで8.8%増となりました。既存事業の成長は、いくつかの地域および治療領域(消化器系、ウィメンズヘルス、中枢神経系/ペインマネジメントなど)における成長に牽引されました。
2024年通年の業績
(単位:百万ドル)
医療機器
(単位:百万ドル)
2024年第4四半期の業績
第4四半期における医療機器事業の全世界売上高は、決算報告ベースで13.7%増、既存事業ベースで14.0%増となり、米国内外において二桁成長を達成しました。
FreeStyleリブレ®、Navitor®、TriClip®、Amplatzer®、Amulet®、Aveir®を含め、複数の製品が好業績に貢献しました。
ダイアベティスケア事業では、持続グルコース測定システムの売上高が18億ドルとなり、決算報告ベースで22.7%増、既存事業ベースで22.8%増となりました。
2024年通年における医療機器事業の売上高は190億ドルで、前年比20億ドル以上増加しました。
2024年通年の業績
(単位:百万ドル)
*アボットは2023年4月27日付でCardiovascular Systems, Inc.(CSI)を買収しています。既存事業売上高を算出するため、この買収した事業の2024年1月から4月までの影響は除外しています。
アボットの業績見通し
アボットでは、2025年通年の既存事業売上高成長率を7.5%~8.5%のレンジと予想しています。
アボットでは、2025年通年の調整後の営業利益率を売上高の23.5%~24.0%と予想しています。
アボットでは、2025年通年の調整後の希薄化1株当たり利益を5.05ドル~5.25ドル、2025年第1四半期の調整後の希薄化1株当たり利益を1.05ドル~$1.09ドルと予想しています。
アボットでは、将来の見通しに基づくこれらの非GAAPの財務指標に対し、将来の見通しに基づくGAAPの財務指標は提示していません。リストラクチャリングならびにコスト削減のイニシアチブ関連費用、無形資産減損費用、買収関連費用、為替変動といった特定項目の時期と影響を、合理的な確実性をもって過度な負担なく予測することは不可能であり、これらがGAAPに基づく業績に大きな影響を及ぼす可能性があるためです。
アボット、404四半期連続配当を発表
2024年12月13日、アボットの取締役会は、1株当たりの四半期配当を0.59ドルと発表しました。アボットでは、2025年1月15日の営業時間終了時点において当社の株主名簿に登録されている株主に対して、2025年2月14日に現金配当を支払います。
アボットは53年連続で増配しており、25年以上連続で毎年増配している企業で構成されるS&P 500配当貴族指数の構成銘柄となっています。
アボットについて
アボットは、人々が人生のあらゆるステージにおいて最高の人生を送ることができるようサポートするグローバルヘルスケアリーダーです。業界をリードする診断薬・機器、医療機器、栄養剤、およびブランドジェネリック医薬品分野の事業および製品を含め、人々の生活に大きな影響をもたらす画期的なアボットの技術は、ヘルスケアの広範な領域にわたっています。現在、世界160カ国以上で、約114,000人の社員が活動しています。
アボット(www.abbott.com)、アボットジャパン(www.abbott.co.jp)、リンクトイン(www.linkedin.com/company/abbott-/)、フェイスブック(www.facebook.com/Abbott)、インスタグラム(www.instagram.com/abbottglobal)、X(x.com/AbbottNews)、YouTube(www.youtube.com/c/abbott)、YouTubeジャパン (www.youtube.com/@abbottjapan)も合わせてご参照ください。
12024年第4四半期における全世界売上高は109億7,400万ドル、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高は1億7,600万ドルでした。2023年第4四半期における全世界売上高は102億4,100万ドル、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高は2億8,800万ドルでした。
22024年通年における全世界売上高は419億5,000万ドル、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高は7億4,700万ドルでした。2023年通年における全世界売上高は401億900万ドル、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高は15億8,600万ドルでした。
3以下に、2024年と2023年の診断薬・機器事業と新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高をまとめます。
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