※本資料は、アボットが2022年1月26日に発表したプレスリリースの和文抄訳であり、内容につきましては英語原文が優先されます。
2022年1月26日―アボット(米国イリノイ州アボットパーク)は本日、2021年12月31日を期末とする第4四半期および通年の業績を発表するとともに、2022年の業績見通しを発表しました。
アボットの取締役会会長 兼 最高経営責任者(CEO)、ロバート・B・フォードは、「2021年はアボットにとって突出した一年でした。40%を超えるEPS成長を達成し、昨年初めに設定したベースラインのEPS見通しも上回りました。特に重要なのは、ポートフォリオ全体にわたり新製品パイプラインを継続的に進展させたことです。」と述べています。
第4四半期の事業概要
注記:当社経営陣は、売上高の成長率を有機ベースで測定評価することが、投資家の皆様に当社の基礎的な業績を最もよく理解いただける方法だと考えています。有機的売上高成長に為替変動の影響は含まれていません。
2021年第4四半期の事業セグメント別売上高と説明は以下の通りです。
全社
(単位:百万ドル)
* 2021年第4四半期の継続事業からの総売上高には、その他の売上高約300万ドルが含まれます。
* 2021年通年の継続事業からの総売上高には、その他の売上高約520万ドルが含まれます。
n/a = 該当なし
注記:為替変動の影響を排除した業績を算出するために、当年のドル建て売上高は、当年の期中平均為替レートを使用して適切に換算し、それを前年の期中平均為替レートを使用して適切に再計算しています。
2021年第4四半期における全世界売上高は115億ドルとなり、決算報告ベースで7.2%増、有機ベースで7.7%増でした。2021年通年における全世界売上高は、決算報告ベースで24.5%増、有機ベースで22.9%増でした。
新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除く全世界売上高2は、2021年第4四半期は決算報告ベースで9.6%増、有機ベースで10.3%増であり、2021年通年は決算報告ベースで15.2%増、有機ベースで13.7%増でした。
コロナ禍前の2019年と比較し、第4四半期における新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除く全世界売上高は3決算報告ベース10.0%増、有機ベース10.8%増となりました。
栄養剤製品
(単位:百万ドル)
第4四半期における栄養剤製品事業の全世界売上高は、決算報告ベースで5.5%増、有機ベースで5.9%増となりました。
成人用栄養剤製品では、マーケットリーダーであり、幅広くバランス良く取り揃えられた栄養剤ブランド「エンシュア®」、およびマーケットリーダーの糖質制限経腸栄養製品ブランド「グルセルナ®」の堅調な売上高が、決算報告ベースで8.1%増、有機ベースで9.0%増という全世界売上高の成長につながりました。
小児用栄養剤製品部門の全世界売上高は、決算報告ベース、有機ベース共に3.1%増となりました。マーケットリーダーの経口補水液ブランド「Pedialyte®」の堅調な売上、および小児用栄養剤製品の市場シェアの拡大により、米国における小児用栄養剤製品の14.5%増につながりました。小児用栄養剤製品の米国外売上高は、主に中国の厳しい市場状況によって悪影響を受けました。
診断薬・機器
(単位:百万ドル)
第4四半期における診断薬・機器事業の全世界売上高は、決算報告ベースで2.9%増、有機ベースで3.3%増となりました。第4四半期における新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高は23億ドルでした。これには、BinaxNOW®、Panbio®、およびID NOW®の迅速検査プラットフォームの合計売上高21億ドルが含まれます。
新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除く、診断薬・機器事業の第4四半期における全世界売上高は、決算報告ベースで8.2%増、有機ベースで8.7%増となりました4。
第4四半期における遺伝子検査事業の売上高は、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高が前年比で減少したことにより、悪影響を受けました。新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除く、遺伝子検査事業の第4四半期における全世界売上高は、米国での34.6%増、米国外での20.7%増を含め、決算報告ベースで24.1%増、有機ベースで24.5%増となりました5。
第4四半期におけるラピッドダイアグノスティクス事業の米国外売上高は、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高が前年比で減少したことにより、悪影響を受けました。新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除く、ラピッドダイアグノスティクス事業の米国外売上高は、決算報告ベースで9.7%増、有機ベースで10.3%増となりました6。
エスタブリッシュ医薬品
(単位:百万ドル)
第4四半期におけるエスタブリッシュ医薬品事業の全世界売上高は、決算報告ベースで4.9%増、有機ベースで5.8%増となりました。
主要新興国にはインド、ブラジル、ロシア、中国の他、ブランドジェネリック製品ポートフォリオにとって最も有力な長期的成長機会となる複数の新興国が含まれます。これらの国々における第4四半期の売上高は、決算報告ベースでは4.1%増、有機ベースで5.2%増となりました。有機的成長は、インド、ロシア、中国などいくつかの地域における力強い成長に牽引されました。
その他の売上高は、決算報告ベースで6.8%増、有機ベースで7.5%増となりました。
医療機器
(単位:百万ドル)
第4四半期における医療機器事業の全世界売上高は、決算報告ベースで15.1%増、有機ベースで15.9%増となりました。第4四半期における力強い成長は、コロナ禍からの継続的な回復とダイアベティスケア事業の強力な成長に支えられました。
コロナ禍前の2019年同期と比較し、医療機器事業の売上高は決算報告ベースで17.0%増、有機ベースで15.8%増となりました。これは、Heart Failure事業、ストラクチュラルハート事業およびダイアベティスケア事業での二桁成長に牽引されました7。
ダイアベティスケア事業では、「FreeStyleリブレ®」の今四半期における売上高が10億ドルとなり、前年同期比の決算報告ベースで35.4%増、有機ベースで36.0%増となりました。
アボットは2021年も引き続き、以下のパイプラインの進展によって医療機器ポートフォリオを拡充しました。
アボットの1株当たり利益見通し
アボットでは、2022年通年のGAAPに基づく継続事業からの希薄化後1株当たり利益は、3.43ドル以上と予想しています。また、主として無形資産減価償却費、構造改革やコスト削減イニシアチブ関連費用、買収に関連した費用、およびその他の費用に関する2022年通年の特定項目は、1株当たり1.27ドルと予想しています。特定項目を除いた、2022年通年の継続事業からの調整後の希薄化後1株当たり利益は、4.70ドル以上と予想しています。
アボットでは、2022年第1四半期のGAAPに基づく継続事業からの希薄化後1株当たり利益は、1.20ドル以上と予想しています。また、主として無形資産減価償却費、構造改革やコスト削減イニシアチブ関連費用、買収に関連した費用、およびその他の費用に関する2022年第1四半期の特定項目は、1株当たり0.30ドルと予想しています。特定項目を除いた、2022年第1四半期の継続事業からの調整後の希薄化後1株当たり利益は、1.50ドル以上と予想しています。
アボット、392四半期連続配当を発表
2021年12月10日、アボットの取締役会は、1株当たりの四半期配当を0.47ドルと発表しました。アボットでは、2022年1月14日の営業時間終了時点において当社の株主名簿に登録されている株主に対して、2022年2月15日に現金配当を支払います。
アボットは50年連続で増配しており、25年以上連続で毎年増配している企業で構成されるS&P 500配当貴族指数の構成銘柄となっています。
アボットについて
アボットは、人々が人生のあらゆるステージにおいて最高の人生を送ることができるようサポートするグローバルヘルスケアリーダーです。業界をリードする診断薬・機器、医療機器、栄養剤、およびブランド ジェネリック医薬品分野の事業および製品を含め、人々の生活に大きな影響をもたらす画期的なアボットの技術は、ヘルスケアの広範な領域にわたっています。現在、世界160カ国以上で、約113,000人の社員が活動しています。
アボット(www.abbott.com)、アボットジャパン(www.abbott.co.jp)、リンクトイン(www.linkedin.com/company/abbott-/)、フェイスブック(www.facebook.com/Abbott))、ツイッター(@AbbottNews)も合わせてご参照ください。
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