※本資料は、アボットが2023年1月25日に発表したプレスリリースの和文抄訳であり、内容につきましては英語原文が優先されます。
2023年1月25日―アボット(米国イリノイ州アボットパーク)は本日、2022年12月31日を期末とする第4四半期の業績を発表しました。
アボットの取締役会会長 兼 最高経営責任者(CEO)、ロバート・B・フォードは、「世界的な不況にもかかわらず、昨年初頭に発表したEPS見通しを大幅に上回りました。当社の研究開発パイプラインは、最近発売された新製品や今後発売予定の製品によって高い生産性を維持しており、今後も確かな地位を確保できると信じています」と述べています。
第4四半期の事業概要
注記:当社経営陣は、売上高の成長率を有機ベースで測定評価することが、投資家の皆様に当社の基礎的な業績を最もよく理解いただける方法だと考えています。有機的売上高成長に為替変動の影響は含まれていません。為替変動の影響を排除した業績を算出するために、当年のドル建て売上高は、当年の期中平均為替レートを使用して適切に換算し、それを前年の期中平均為替レートを使用して適切に再計算しています。さらに、新型コロナウイルス感染症は地域的な流行へと移行しつつあり、検査への需要が大幅に減少する見通しのため、当社経営陣は、2022年12月31日を期末とする第4四半期および2023年通年における売上高の成長率を新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除いた有機ベースで測定評価することが、投資家の皆様に当社の基礎的な業績を最もよく理解いただける方法だと考えています。
全社
(単位:百万ドル)
n/a = 該当なし
2022年第4四半期における新型コロナウイルス感染症検査関連の全世界売上高は、前年同期の23億1,900万ドルに対し、10億6,900万ドルでした。2022年通年における新型コロナウイルス感染症検査関連の全世界売上高は、前年の76億7,900万ドルに対し、83億6,800万ドルでした。
以下の表に、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除く売上高と、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除く決算報告ベースおよび有機ベースの売上高(前年比)をまとめました2。
栄養剤製品
(単位:百万ドル)
第4四半期における栄養剤製品事業の全世界売上高は、決算報告ベースで11.1%減、有機ベースで5.7%減となりました。栄養剤製品事業の全世界売上高は、2022年にアボットのミシガン州スタージス工場で特定の乳児用粉ミルクの製造停止3が生じたことにより、悪影響を受けました。その後、同工場は製造を再開しています。
第4四半期における成人用栄養剤製品の全世界売上高は、マーケットリーダーであり、幅広くバランス良く取り揃えられた栄養剤ブランド「エンシュア®」に牽引され、決算報告ベースで6.8%減、有機ベースで0.5%増となりました。
診断薬・機器
(単位:百万ドル)
第4四半期における診断薬・機器事業の売上高は、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高が予測どおり前年同期比で減少したことにより、悪影響を受けました。2022年第4四半期における新型コロナウイルス感染症検査関連の全世界売上高は、前年同期の23億1,900万ドルに対し、10億6,900万ドルでした。
以下の表に、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除く売上高と、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除く決算報告ベースおよび有機ベースの売上高(前年比)をまとめました2。
エスタブリッシュ医薬品
(単位:百万ドル)
第4四半期におけるエスタブリッシュ医薬品事業の売上高は、決算報告ベースで1.0%増、有機ベースで7.9%増となりました。
主要新興国には、ブランドジェネリック製品ポートフォリオにとって長期的な成長機会となる最も有力な複数の新興国が含まれます。これらの国々における第4四半期の売上高は、決算報告ベースでは3.9%増、有機ベースで10.3%増となりました。有機的成長は、いくつかの地域(インド、中国、ブラジル、メキシコなど)および治療領域(心血管代謝、女性の健康、中枢神経/慢性疼痛マネジメントなど)における力強い成長に牽引されました。
医療機器
(単位:百万ドル)
第4四半期における医療機器事業の全世界売上高は、決算報告ベースでは前年同期並み、有機ベースで7.4%増となりました。米国における売上高の成長は、エレクトロフィジオロジー事業、ストラクチュラルハート事業、ダイアベティスケア事業における堅調な二桁成長に牽引されました。米国外での売上高の成長は、中国で新型コロナウイルス感染症に伴い断続的なロックダウン制限が実施されたことに加え、特定の事業分野(エレクトロフィジオロジー事業やダイアベティスケア事業など)で供給制限が発生したことにより、悪影響を受けました。
ダイアベティスケア事業では、「FreeStyleリブレ」の第4四半期における売上高は、米国での40%以上の成長を含め、約11億ドルとなりました。
アボットは2022年も引き続き、複数のパイプラインの進展によって医療機器ポートフォリオを拡充し、以下の製品について米国FDAの承認を取得しました。
アボットの1株当たり利益見通し
アボットでは、2023年通年のGAAPに基づく希薄化1株当たり利益は、3.05ドル~3.25ドルと予想しています。また、主として無形資産減価償却費、構造改革やコスト削減イニシアチブ関連費用、およびその他の費用に関する2023年通年の特定項目は、1株当たり1.25ドルと予想しています。特定項目を除いた、2023年通年の継続事業からの調整後の希薄化1株当たり利益は、4.30ドル~4.50ドルと予想しています。
アボット、396四半期連続配当を発表
2022年12月9日、アボットの取締役会は、1株当たりの四半期配当を0.51ドルと発表しました。アボットでは、2023年1月13日の営業時間終了時点において当社の株主名簿に登録されている株主に対して、2023年2月15日に現金配当を支払います。
アボットは51年連続で増配しており、25年以上連続で毎年増配している企業で構成されるS&P 500配当貴族指数の構成銘柄となっています。
アボットについて
アボットは、人々が人生のあらゆるステージにおいて最高の人生を送ることができるようサポートするグローバルヘルスケアリーダーです。業界をリードする診断薬・機器、医療機器、栄養剤、およびブランド ジェネリック医薬品分野の事業および製品を含め、人々の生活に大きな影響をもたらす画期的なアボットの技術は、ヘルスケアの広範な領域にわたっています。現在、世界160カ国以上で、約115,000人の社員が活動しています。
アボット(www.abbott.com)、リンクトイン(www.linkedin.com/company/abbott-/)、フェイスブック(www.facebook.com/Abbott)、ツイッター(@AbbottNews)も合わせてご参照ください。
お客様がアクセスしようとしているウェブサイトは、そのサイトに記載されている特定の国または国々の居住者を対象としていることにご注意ください。 そのためサイトには、他の国々や地域では認められていない医療品、医療機器、その他の製品に関する情報や、用途についての情報が含まれている場合があります。
またアクセスしようとしているウェブサイトが、お客さまのスクリーンサイズ向けに最適化されていない場合もあります。
FOLLOW ABBOTT