※本資料は、アボットが2023年4月19日に発表したプレスリリースの和文抄訳であり、内容につきましては英語原文が優先されます。
2023年4月19日―アボット(米国イリノイ州アボットパーク)は本日、2023年3月31日を期末とする第1四半期の業績を発表しました。
アボットの会長 兼 最高経営責任者 ロバート・B・フォードは、「第1四半期の業績は、今年力強いスタートを切ったことを反映しています。特に医療機器、エスタブリッシュ医薬品、栄養剤製品の堅調な業績を含め、基本事業の成長が加速しています」と述べています。
第1四半期の事業概要
当社経営陣は、売上高の成長率を為替変動の影響と中国における小児用栄養剤製品事業の影響を除いた有機ベースで測定評価することが、投資家の皆様に当社の基礎的な業績を最もよく理解いただける方法だと考えています。
さらに、新型コロナウイルス感染症は地域的な流行へと移行しつつあり、検査への需要が大幅に減少する見通しのため、当社経営陣は、売上高の成長率を新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除いた有機ベースで測定評価することが、投資家の皆様に当社の基礎的な業績を最もよく理解いただける方法だと考えています。
注記:為替変動の影響を排除した業績を算出するために、当年のドル建て売上高は、当年の期中平均為替レートを使用して適切に換算し、それを前年の期中平均為替レートを使用して適切に再計算しています。
全社
(単位:百万ドル)
n/a = 該当なし
過去の調整後利益から決算報告ベースの利益への調整については、英語原文をご参照ください。
栄養剤製品
(単位:百万ドル)
第1四半期における栄養剤製品事業の全世界売上高は、決算報告ベースで3.8%増、有機ベースで10.3%増となりました。過去の調整後利益から決算報告ベースの利益への調整については、英語原文をご参照ください。
小児用栄養剤製品の全世界売上高は、決算報告ベースで9.2%増、有機ベースで18.4%増となりました。米国の売上高の36.1%増には、前年度第1四半期における特定の乳児用粉ミルク製品の自主回収による売上高減少の影響が含まれています。アボットは、これらの製品の製造を一時停止した後、昨年、製造を再開しており、この事業における市場シェアを回復するべく順調に前進しています。
第1四半期における成人用栄養剤製品の全世界売上高は、マーケットリーダーであり、幅広くバランス良く取り揃えられた栄養剤ブランド「エンシュア®」に牽引され、決算報告ベースで0.5%減、有機ベースで4.2%増となりました。
診断薬・機器
(単位:百万ドル)
* 2023年1月1日、Acelis Connected Health事業は、ラピッドダイアグノスティクス事業からハートフェイラー事業へ社内で移転されました。その結果、2022年第1四半期の売上高2,900万ドルがラピッドダイアグノスティクス事業からハートフェイラー事業へ移転されました。
第1四半期における診断薬・機器事業の売上高は、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高が予測どおり前年同期比で減少したことにより、悪影響を受けました3。2023年第1四半期における新型コロナウイルス感染症検査関連の全世界売上高は、前年同期の33億400万ドルに対し、7億3,000万ドルでした。
新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除く、診断薬・機器事業の全世界売上高は、決算報告ベースで0.2%増、有機ベースで4.4%増となりました。新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除く有機的成長は、コアラボ診断事業、ポイントオブケア事業、およびラピッドダイアグノスティクス事業に牽引されました。遺伝子検査事業の売上高は、通常よりも大幅に多かった前年同期における季節性呼吸器疾患検査関連の需要が減少したことにより悪影響を受けました。
エスタブリッシュ医薬品
(単位:百万ドル)
第1四半期におけるエスタブリッシュ医薬品事業の売上高は、決算報告ベースで3.7%増、有機ベースで11.1%増となりました。
主要新興国には、ブランドジェネリック製品ポートフォリオにとって最も有力な長期的成長機会となる複数の新興国が含まれます。これらの国々における第1四半期の売上高は、決算報告ベースでは0.7%増、有機ベースで8.3%増となりました。有機的成長は、ブラジル、中国、東南アジアにおける成長、および複数の治療領域(心血管代謝、呼吸器、中枢神経/ペインマネジメントなど)における成長に牽引されました。
医療機器
(単位:百万ドル)
*2023年1月1日、Acelis Connected Health事業は、ラピッドダイアグノスティクス事業からハートフェイラー事業へ社内で移転されました。その結果、2022年第1四半期の売上高2,900万ドルがラピッドダイアグノスティクス事業からハートフェイラー事業へ移転されました。
第1四半期における医療機器事業の全世界売上高は、米国内外での有機的売上高の二桁成長を含め、決算報告ベースで8.5%増、有機ベースで12.4%増となりました。
売上高の成長は、ダイアベティスケア事業、ストラクチュラルハート事業、ハートフェイラー事業、およびニューロモデュレーション事業の二桁成長に牽引されました。Amplatzer® Amulet®、Navitor、TriClip、Aveir®、CardioMEMS®を含め、最近発売された複数の製品と新規適応が好業績に貢献しました。
米国外のエレクトロフィジオロジー事業では、欧州の売上高が決算報告ベースで二桁成長、有機ベースで10%台後半の成長を達成し、第1四半期の最初の数週間に低迷していた中国市場によって部分的に相殺されました。
ダイアベティスケア事業では、「FreeStyleリブレ」の売上高は、米国での約50%の成長を含め、12億ドルとなりました。
アボットの1株当たり利益見通し
アボットでは、継続事業からの2023年通年のGAAPに基づく希薄化1株当たり利益は、3.05ドル~3.25ドルと予想しています。また、主として無形資産減価償却費、構造改革やコスト削減イニシアチブ関連費用、およびその他の費用に関する2023年通年の特定項目は、1株当たり1.25ドルと予想しています。特定項目を除いた、継続事業からの2023年通年の調整後の希薄化後1株当たり利益は、4.30ドル~4.50ドルと予想しています。
アボット、397四半期連続配当を発表
2023年2月17日、アボットの取締役会は、1株当たりの四半期配当を0.51ドルと発表しました。アボットでは、2023年4月14日の営業時間終了時点において当社の株主名簿に登録されている株主に対して、2023年5月15日に現金配当を支払います。
アボットは51年連続で増配しており、25年以上連続で毎年増配している企業で構成されるS&P 500配当貴族指数の構成銘柄となっています。
アボットについて
アボットは、人々が人生のあらゆるステージにおいて最高の人生を送ることができるようサポートするグローバルヘルスケアリーダーです。業界をリードする診断薬・機器、医療機器、栄養剤、およびブランド ジェネリック医薬品分野の事業および製品を含め、人々の生活に大きな影響をもたらす画期的なアボットの技術は、ヘルスケアの広範な領域にわたっています。現在、世界160カ国以上で、約115,000人の社員が活動しています。
アボット(www.abbott.com)、リンクトイン(www.linkedin.com/company/abbott-/)、フェイスブック(www.facebook.com/Abbott)、ツイッター(@AbbottNews)も合わせてご参照ください。
(単位:百万ドル)
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