アボット、国内初のAIを搭載した循環器OCT画像診断装置用 UltreonTM 1.0 ソフトウェアを発売

  • Ultreon™ 1.0 ソフトウェア は、ステント留置に必要な外弾性板(EEL)と石灰化組織の状態を人工知能(AI)により自動的に検出することで、治療の準備を簡易化し、ステント留置に必要な測定結果を迅速に示します。これにより、医師は経験だけでなく定性/定量的な観点から治療戦略を決定することができ、より正確なステント留置を可能にすることが期待されます。
  • 明確な診断を容易に行うことができ、最適な治療を支援することで、経皮的冠動脈インターベンション治療を受ける患者さんの予後の最適化に貢献します。

2021年7月2日―アボットメディカルジャパン合同会社(本社: 東京都港区、代表執行役員社長 ブライアン・モットーラ)は、本日、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)治療に使用される血管内光干渉断層法(OCT)画像診断装置に、国内で初めて人工知能(AI)を搭載した新しいソフトウェア「Ultreon™ 1.0 ソフトウェア」(以下Ultreon)を発売したことをお知らせ致します。

OCTは近赤外光を用いることで、高解像度の冠動脈画像を提供し、ステントのサイズ選択、留置、意思決定をサポートする画像診断装置です。これまで画像診断では、高度な専門知識と多くの症例経験が必要とされていました

Ultreonは、AIにより、血管の石灰化を自動的に定量化し、使いやすいシンプルなユーザーインターフェース上に表示します。これにより、医師の経験だけでなく定性/定量的な観点から至適治療のための意思決定が行えます。本ソフトウェアは、OPTIS™ Mobile Nextイメージングシステム(販売名:SJM FD-OCTイメージングシステム、医療機器承認番号:22300BZX00306000)に搭載されます