※本資料は、アボットが2021年7月22日に発表したプレスリリースの和文抄訳であり、内容につきましては英語原文が優先されます。
2021年7月22日―アボット(米国イリノイ州アボットパーク)は本日、2021年6月30日を期末とする第2四半期の業績を発表しました。
アボットの社長 兼 最高経営責任者(CEO)、ロバート・B・フォードは、「私たちはポートフォリオ全体にわたって非常に力強い成長を達成しています。最も印象的な点は、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上を除き、当社の売上高が有機ベースでコロナ禍前の2019年第2四半期と比べて11%以上も成長したことです。これは、いかに私たちの業績が本当の意味で力強いものかを物語っています。」と述べています。
第2四半期の事業概要
注記:当社経営陣は、売上の成長率を有機ベースで測定評価することが、投資家の皆様に当社の基礎的な業績を最もよく理解いただける方法だと考えています。有機的売上成長に為替変動の影響は含まれていません。
2021年第2四半期の事業セグメント別売上高と説明は以下の通りです。
全社
(単位:百万ドル)
*2021年第2四半期の継続事業からの総売上には、その他の売上約2,200万ドルが含まれます。
*2021年上半期の継続事業からの総売上には、その他の売上約3,800万ドルが含まれます。
n/a = 該当なし
注記:為替変動の影響を排除した業績を算出するために、当年のドル建て売上高は、当年の期中平均為替レートを使用して適切に換算し、それを前年の期中平均為替レートを使用して適切に再計算しています。
2021年第2四半期における全世界売上高は102億ドルとなり、決算報告ベースで39.5%増、有機ベースで35.0%増でした。
コロナ禍前の2019年と比較し、第2四半期における新型コロナウイルス感染症検査関連の売上を除く全世界売上高は決算報告ベースで12.3%増、有機ベースで11.3%増となりました3。
栄養剤製品
(単位:百万ドル)
第2四半期における栄養剤製品事業の全世界売上高は、決算報告ベースで11.9%増、有機ベースで9.5%増となりました。マーケットリーダーであり、幅広くバランス良く取り揃えられた栄養剤ブランド「エンシュア®」、およびマーケットリーダーの糖尿病用栄養剤ブランド「グルセルナ®」の堅調な売上が、決算報告ベースで18.2%増、有機ベースで15.6%増という成人用栄養剤製品の全世界売上高の成長につながりました。
小児用栄養剤製品部門の全世界売上高は、決算報告ベースで6.7%増、有機ベースで4.4%増となりました。マーケットリーダーの幼児用栄養剤ブランド「Pedialyte®」と「Pediasure®」の堅調な売上、および小児用栄養剤製品の市場シェアの拡大により、米国における小児用栄養剤製品の8.9%増につながりました。
診断薬・機器
(単位:百万ドル)
第2四半期における診断薬・機器事業の全世界売上高は、決算報告ベースで62.8%増、有機ベースで57.2%増となりました。第2四半期における全世界での新型コロナウイルス感染症検査関連の売上は13億ドルでした。これは、BinaxNOW®、Panbio®、およびID NOW®の迅速検査プラットフォームの合計売上高10億ドルに牽引されました。新型コロナウイルス感染症検査関連の売上を除く、診断薬・機器事業の第2四半期における全世界売上高は、決算報告ベースで42.5%増、有機ベースで37.2%増となりました4 。新型コロナウイルス感染症検査関連の売上を除く、コアラボ診断事業および遺伝子検査事業の第2四半期における売上高は、2019年同期と比較し、それぞれ決算報告ベースで6.8%増と8.3%増、有機ベースでそれぞれ4.2%増と6.5%増となりました5 。
エスタブリッシュ医薬品
(単位:百万ドル)
第2四半期におけるエスタブリッシュ医薬品事業の売上高は、決算報告ベースで16.4%増、有機ベースで14.5%増となりました。
主要新興市場にはインド、ブラジル、ロシア、中国の他、ブランドジェネリック製品ポートフォリオにとって最も有力な長期的成長機会となる複数の新興国が含まれます。これらの国々における第2四半期の売上高は、決算報告ベースでは19.7%増、有機ベースで18.4%増となりました。有機的成長は、インド、中国、ロシア、そして南米の複数の国などいくつかの地域における力強い成長に牽引されました。
その他の売上は、決算報告ベースで6.5%増、有機ベースで2.6%増となりました。
医療機器
(単位:百万ドル)
第2四半期における医療機器事業の全世界売上高は、決算報告ベースで51.3%増、 有機ベースで45.1%増となりました。第2四半期における力強い成長は、コロナ禍からの継続的で力強い回復に支えられました。
コロナ禍前の2019年同期と比較し、医療機器事業の売上高は決算報告ベースで19.2%増、有機ベースで15.6%増となりました。これはElectrophysiology事業、Heart Failure事業、ストラクチュラルハート事業、ダイアベティスケア事業での二桁成長に牽引されました2。
ストラクチュラルハート事業では、MitraClip®の第2四半期における売上が、手術件数がこれまでで最多となったこともあり、前年同期と比較して決算報告ベースで88.0%増、有機ベースで82.1%増となりました。
ダイアベティスケア事業では、「FreeStyleリブレ®」および「Libre Sense®」の今四半期における売上が9億400万ドルとなり、前年同期比の決算報告ベースで52.5%増、有機ベースで42.9%増となりました。
アボットの1株当たり利益見通し
アボットでは、2021年通年のGAAPに基づく継続事業からの希薄化1株当たり利益は、2.75ドルから2.95ドルと予想しています。また、主として無形資産減価償却費、買収に関連した費用、構造改革やコスト削減イニシアチブ関連費用、およびその他の費用に関する、2021年通年の特定項目は、1.55ドルと予想しています。特定項目を除いた、2021年通年の継続事業からの調整後の希薄化1株当たり利益は、4.30ドルから4.50ドルと予想しています。
アボット、390四半期連続配当を発表
2021年6月11日、アボットの取締役会は、1株当たりの四半期配当を0.45ドルと発表しました。アボットでは、2021年7月15日の営業時間終了時点において当社の株主名簿に登録されている株主に対して、2021年8月16日に現金配当を支払います。
アボットは49年連続で増配しており、25年以上連続で毎年増配している企業で構成されるS&P 500配当貴族指数の構成銘柄となっています。
アボットについて
アボットは、人々が人生のあらゆるステージにおいて最高の人生を送ることができるようサポートするグローバルヘルスケアリーダーです。業界をリードする診断薬・機器、医療機器、栄養剤、およびブランド ジェネリック医薬品分野の事業および製品を含め、人々の生活に大きな影響をもたらす画期的なアボットの技術は、ヘルスケアの広範な領域にわたっています。現在、世界160カ国以上で、約109,000人の社員が活動しています。
アボット(www.abbott.com)、アボットジャパン(www.abbott.co.jp)、リンクトイン(www.linkedin.com/company/abbott-/)、フェイスブック(www.facebook.com/Abbott))、ツイッター(@AbbottNews)も合わせてご参照ください。
1米国会計基準(GAAP)に基づく継続事業からの希薄化後1株当たり利益(EPS)は120.0%増を反映しています。
22019年第2四半期における医療機器事業の売上高は30億7,500万ドルでした。
32019年第2四半期における全世界売上高は79億7,900万ドルでした。2021年第2四半期における新型コロナウイルス感染症検査関連の売上は12億6,700万ドルでした。
42020年第2四半期における診断薬・機器事業の売上高は19億9,000万ドルで、うち新型コロナウイルス感染症検査関連の売上は6億ドルでした。
52019年第2四半期におけるコアラボ診断事業および遺伝子検査事業の売上高は、それぞれ11億6,900万ドルと1億700万ドルでした。2021年第2四半期のコアラボ診断事業および遺伝子検査事業における新型コロナウイルス感染症検査関連の売上は、それぞれ5,800万ドルと1億7,300万ドルでした。
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