※本資料は、アボットが2023年10月18日に発表したプレスリリースの和文抄訳であり、内容につきましては英語原文が優先されます。
2023年10月18日―アボット(米国イリノイ州アボットパーク)は本日、2023年9月30日を期末とする第3四半期の業績を発表しました。
アボットの会長 兼 最高経営責任者(CEO)、ロバート・B・フォードは、「当社は、新型コロナウイルス感染症の大流行時に行った投資により、基本事業全体で広範囲にわたる成長が続いています。年初に設定した財務コミットメントを達成する予定であり、ポートフォリオ全体で高まっている勢いにより、2024年に向けて確かな地位を確保しています」と述べています。
第3四半期の事業概要
当社経営陣は、売上高の成長率を為替変動の影響、中国における小児用栄養剤製品事業の影響、およびCardiovascular Systems, Inc.(CSI)買収の影響を除いた既存事業ベースで測定評価することが、投資家の皆様に当社の基礎的な業績を最もよく理解いただける方法だと考えています。さらに、新型コロナウイルス感染症は地域的な流行へと移行し、検査への需要が大幅に減少しているため、当社経営陣は、売上高の成長率を新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除いた既存事業ベースで測定評価することが、投資家の皆様に当社の基礎的な業績を最もよく理解いただける方法だと考えています。
注記:為替変動の影響を排除した業績を算出するために、当年のドル建て売上高は、当年の期中平均為替レートを使用して適切に換算し、それを前年の期中平均為替レートを使用して適切に再計算しています。
2023年第3四半期の業績
(単位:百万ドル)
2023年9カ月間の業績
(単位:百万ドル)
過去の調整後利益から決算報告ベースの利益への調整については、英語原文をご参照ください。
栄養剤製品
(単位:百万ドル)
2023年第3四半期の業績
第3四半期における栄養剤製品事業の全世界売上高は、決算報告ベースで15.5%増、既存事業ベースで18.1%増となりました。過去の調整後利益から決算報告ベースの利益への調整については、英語原文をご参照ください。
小児用栄養剤製品部門の全世界売上高は、決算報告ベースで20.9%増、既存事業ベースで24.9%増となりました。米国売上高は、昨年の一部製品の自主回収を経て、乳児用粉ミルク事業での市場シェアが引き続き回復したことにより、41.8%増となりました。
第3四半期における成人用栄養剤製品の全世界売上高は、マーケットリーダーであり、幅広くバランス良く取り揃えられた栄養剤ブランド「エンシュア®」に牽引され、決算報告ベースで10.8%増、既存事業ベースで12.4%増となりました。
2023年9カ月間の業績
診断薬・機器
(単位:百万ドル)
2023年第3四半期の業績
第3四半期における診断薬・機器事業の売上高は、新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高3が予測どおり前年同期比で減少したことにより、悪影響を受けました。2023年第3四半期における新型コロナウイルス感染症検査関連の全世界売上高は、前年同期の16億7,100万ドルに対し、3億500万ドルでした。
新型コロナウイルス感染症検査関連の売上高を除く、診断薬・機器事業の全世界売上高は、決算報告ベースで8.8%増、既存事業ベースで10.1%増となりました。
2023年9カ月間の業績
*2023年1月1日、Acelis Connected Health事業は、ラピッドダイアグノスティクス事業からハートフェイラー事業へ社内で移転されました。その結果、2022年第3四半期の売上高3,000万ドル、および2022年9カ月間の売上高8,700万ドルがラピッドダイアグノスティクス事業からハートフェイラー事業へ移転されました。
エスタブリッシュ医薬品
(単位:百万ドル)
2023年第3四半期の業績
第3四半期におけるエスタブリッシュ医薬品事業の売上高は、決算報告ベースで3.2%増、既存事業ベースで11.1%増となりました。
主要新興国には、アボットのブランドジェネリック製品ポートフォリオにとって長期的かつ最も魅力的な成長機会となる複数の新興国が含まれます。これらの国々における第3四半期の売上高は、決算報告ベースでは1.4%減、既存事業ベースで8.8%増となりました。既存事業の成長は、いくつかの地域および治療領域(心血管代謝、ウィメンズヘルス、中枢神経系/ペインマネジメントなど)における成長に牽引されました。
2023年9カ月間の業績
医療機器
(単位:百万ドル)
2023年第3四半期の業績
第3四半期における医療機器事業の全世界売上高は、決算報告ベースで16.6%増、既存事業ベースで14.7%増となりました。売上高の成長は、ダイアベティスケア事業、エレクトロフィジオロジー事業、ストラクチュラルハート事業、およびニューロモデュレーション事業の二桁成長に牽引されました。Amplatzer® Amulet®、Navitor®、TriClip®、Aveirを含め、最近発売された複数の製品と新規適応が好業績に貢献しました。
米国外のエレクトロフィジオロジー事業の売上高は、決算報告ベース、既存事業ベースともに20%以上の成長を達成しました。これには欧州での10%台半ばの成長も含まれています。
ダイアベティスケア事業では、FreeStyleリブレの売上高が14億ドルとなり、決算報告ベースで30.5%増、既存事業ベースで28.5%増となりました。
2023年9カ月間の業績
* 2023年1月1日、Acelis Connected Health事業は、ラピッドダイアグノスティクス事業からハートフェイラー事業へ社内で移転されました。その結果、2022年第3四半期の売上高3,000万ドル、および2022年9カ月間の売上高8,700万ドルがラピッドダイアグノスティクス事業からハートフェイラー事業へ移転されました。
アボットの1株当たり利益見通し
アボットでは、2023年通年のGAAPに基づく希薄化1株当たり利益は、3.14ドル~3.18ドルと予想しています。また、主として無形資産減価償却費、買収に関連した費用、リストラクチャリングならびにコスト削減のイニシアチブ関連費用、およびその他の費用に関する2023年通年の特定項目は、1株当たり1.28ドルと予想しています。特定項目を除いた、2023年通年の調整後の希薄化1株当たり利益は、4.42ドル~4.46ドルと予想しています。
アボット、399四半期連続配当を発表
2023年9月21日、アボットの取締役会は、1株当たりの四半期配当を0.51ドルと発表しました。アボットでは、2023年10月13日の営業時間終了時点において当社の株主名簿に登録されている株主に対して、2023年11月15日に現金配当を支払います。
アボットは51年連続で増配しており、25年以上連続で毎年増配している企業で構成されるS&P 500配当貴族指数の構成銘柄となっています。
アボットについて
アボットは、人々が人生のあらゆるステージにおいて最高の人生を送ることができるようサポートするグローバルヘルスケアリーダーです。業界をリードする診断薬・機器、医療機器、栄養剤、およびブランド ジェネリック医薬品分野の事業および製品を含め、人々の生活に大きな影響をもたらす画期的なアボットの技術は、ヘルスケアの広範な領域にわたっています。現在、世界160カ国以上で、約115,000人の社員が活動しています。
アボット(www.abbott.com)、リンクトイン(www.linkedin.com/company/abbott-/)、フェイスブック(www.facebook.com/Abbott)、ツイッター(@AbbottNews)も合わせてご参照ください。
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