2020年3月13日 ― アボットジャパン合同会社(本社: 東京都港区、代表執行役員社長 天野 総太郎、以下、アボット)は、世界有数の糖尿病患者向けグルコースモニタシステム「FreeStyleリブレ」(販売名:FreeStyleリブレ)の保険が変更され、2020年4月1日から適用されることをお知らせいたします。
「FreeStyleリブレ」は、2017年9月1日から、「血糖自己測定器加算」の項目の下で保険適用されてきましたが、新たに「間歇スキャン式持続血糖測定器によるもの」という項目が設定され、FreeStyleリブレを主とした糖尿病の日常の自己管理を行うことが、この診療報酬の枠組みの下で可能となりました。
この新規保険項目は、強化インスリン療法施行中の方または強化インスリン療法施行後に混合型インスリン製剤を1日2回以上使用している方に適用されます。なお、従来までの保険適用も維持されるため、新規項目での保険適用の対象とならないインスリン療法を受けている患者さんであっても、現在と同じ基準に基づき、「FreeStyleリブレ」は血糖自己測定器加算の下で保険適用されます。
今回、新たな保険項目が設定されたことにより、医療従事者は対象患者さんに対して、血糖自己測定の回数に縛られることなく、「FreeStyleリブレ」を処方することが可能になります。また、対象患者さんは、「FreeStyleリブレ」を主とする糖尿病の日常の自己管理が可能になります。
アボットジャパン合同会社 ダイアベティスケア事業部 ジェネラルマネージャーのエメル・モーベルは次のように述べています。「FreeStyleリブレは、痛みを伴う指先穿刺を伴うことなく、センサーをスキャンすることで、血糖トレンドを継続的に把握することを可能にし、糖尿病管理に大きな変革をもたらしています。海外において、FreeStyleリブレは血糖値の改善、目標血糖値の範囲内時間(time in range)の改善、およびHbA1Cの低減に有用であることが、臨床データおよびリアルワールドデータでも示されました。そしてこのたび、診療報酬上もFreeStyleリブレを糖尿病の日常の自己管理に用いると規定されたことは大きな意味を持つと考えています。私たちは、FreeStyleリブレにより自身の血糖トレンドを把握することは、糖尿病の日常の自己管理において重要なだけでなく、血糖値の改善に寄与する可能性があると考えています。」。
アボットは、今後も医療従事者と協力し、糖尿病の科学および治療の発展を目指すとともに、一人でも多くの糖尿病患者さんが充実した生活を送れるよう、この革新的な技術を届けていくべく取り組んでまいります。
糖尿病に関して
糖尿病は、インスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患群です。糖尿病が強く疑われる人(糖尿病有病者)、および糖尿病の可能性を否定できない人(糖尿病予備群)はそれぞれ約1,000万人と推計されています。糖尿病有病者および治療を受けている人の内、血糖コントロールを行っているのは約5割程です。糖尿病の3大合併症としては、網膜症、腎症、神経障害が挙げられます。3大合併症に加え、糖尿病との関連が指摘されている疾患も存在します(例:認知症、がん)。これらのリスクおよび社会的な影響も考慮し、糖尿病の予防および必要な対策をとることはとても重要です。
FreeStyleリブレについて
FreeStyleリブレは、2014年に欧州で発売されて以来、世界46カ国以上で提供され、36カ国で保険適用され(一部適用を含む)、世界で200万人以上の糖尿病患者に使用されています。日本においては、2016年5月に製造販売承認を取得し、2017年1月に発売、2017年9月1日から保険適用が開始されました。
また、海外において、FreeStyleリブレは血糖値の改善、目標血糖値の範囲内時間(time in range)の改善、およびHbA1Cの低減に有用であることが、臨床データおよびリアルワールドデータでも示されました。詳しくはこちらのプレスリリースをご参照ください。
アボットについて
アボットは、人々が人生のあらゆるステージにおいて最高の人生を送ることができるようサポートするグローバルヘルスケアリーダーです。業界をリードする診断薬・機器、医療機器、栄養剤、およびブランド ジェネリック医薬品分野の事業および製品を含め、人々の生活に大きな影響をもたらす画期的なアボットの技術は、ヘルスケアの広範な領域にわたっています。現在、世界160カ国以上で、約107,000人の社員が活動しています。
アボット(www.abbott.com)、アボット ジャパン(www.abbott.co.jp)、リンクトイン(www.linkedin.com/company/abbott-/)、フェイスブック(www.facebook.com/Abbott)、ツイッター(@AbbottNews、@AbbottGlobal)も合わせてご参照ください。
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