2020年5月29日 ― アボットジャパン合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長 天野 総太郎)は本日、厚生労働省が実施する新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗体保有率を把握するための複数地域の住民を対象とした調査において、アボットのIgG抗体検査試薬が採用されたことを発表しました。
今回の調査においては、今後の新型コロナウイルス感染症対策には、一般人におけるSARS-CoV-2に対するIgG抗体の保有率、つまり既感染率の検討が必要であるとされ、IgG抗体検査が行われます。
一般的にIgG抗体は、ウイルスの感染後期に体内で産生されるタンパク質で、回復してから数か月、場合によっては数年間、体内に持続するといわれています。また、信頼性の高い抗体検査は、大規模な調査の実施や感染症対策の観点で重要と考えられております。
アボットのSARS-CoV-2 IgG抗体検査は、血液中のIgG抗体を特異的に検出します。本製品は、現在、研究用試薬として提供しており、日本全国の病院や検査室で導入されているアボットの全自動分析装置 ARCHITECT® アナライザー i1000SR*、ARCHITECT® アナライザー i2000SR**、およびAlinity® iシステム***で使用できます。
アボットジャパンの代表執行役員社長である天野 総太郎は、次のように述べています。「厚生労働省が実施する新型コロナウイルス感染症の抗体保有率調査に、当社のSARS-CoV-2 IgG抗体検査試薬が採用されたことをうれしく思います。本製品により、新型コロナウイルス感染症の抗体保有率の実態の把握や定期的な情報の取得、今後の効果的な感染症対策を検討するための有意義な結果が得られることを期待しております。」
アボットは、診断薬・機器の世界的リーダーとして、新型コロナウイルス感染症と闘っている日本の医療に検査の領域で貢献してまいります。
厚生労働省が実施する抗体検査について
厚生労働省が実施する、我が国の社会全体の新型コロナウイルスに対する抗体保有率を把握するための、複数地域の住民を対象とした調査です。令和2 年6 月上旬に、東京都、大阪府、宮城県 各3,000 人程度で実施が予定されています。詳しくは厚生労働省の発表をご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html#seifutaisaku
アボットの診断薬・機器事業について
アボットは、長年にわたる感染症に対する検査の世界的リーダーであり、世界で初めてのHIV検査薬を開発するなど、常に検査における科学をリードしてきました。また、HIVおよび肝炎ウイルスに対しては、その変異を世界規模で追跡するチームを結成し、25年以上にわたってモニタリングしています。また、長年にわたって新たな病原菌を特定するための探索プログラムを運用し、新たな脅威に対する検査を開発しています。
アボットについて
アボットは、人々が人生のあらゆるステージにおいて最高の人生を送ることができるようサポートするグローバルヘルスケアリーダーです。業界をリードする診断薬・機器、医療機器、栄養剤、およびブランド ジェネリック医薬品分野の事業および製品を含め、人々の生活に大きな影響をもたらす画期的なアボットの技術は、ヘルスケアの広範な領域にわたっています。現在、世界160カ国以上で、約107,000人の社員が活動しています。
アボット(www.abbott.com)、アボット ジャパン(www.abbott.co.jp)、リンクトイン(www.linkedin.com/company/abbott-/)、フェイスブック(www.facebook.com/Abbott)、ツイッター(@AbbottNews、@AbbottGlobal)も合わせてご参照ください。
* ARCHITECT® アナライザー i1000SR(医療機器 届出番号12B1X00001000005)
**ARCHITECT® アナライザー i2000SR(医療機器 届出番号12B1X00001000004)
***Alinity® i システム (医療機器届出番号 12B1X00001000032)
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