病気やけがの治療のために輸血を必要とする患者さんは世界中に数多くいます。輸血には、血液製剤と呼ばれる人の血液または血液から抽出・精製したものを有効成分とする医薬品が用いられます。この血液製剤は、健康な方々から自発的に無償で血液を提供してもらう「献血」により造られています。医療技術が進歩した今日でも血液は人工的に造ることができず、長期保存もできません。そのため、安定的に血液製剤を患者さんに届けるためには、「命をつなぐボランティア」である献血への継続的な協力が不可欠です。
若年層の継続的献血協力を促進!社内ボランティア団体「もりどろだんご」
日本の現状をみていると、ここ数年、延べ献血者数は横ばいではあるものの、年齢別献血率では50代後半から増加、10代~30代の献血者数が減少しています*。少子高齢化の日本では、若年層の献血者減少が大きな課題となっています。2024年秋、この課題解決の一助となるべく、有志の社員とその子女約15名が、ボランティア団体「もりどろだんご」を立ち上げました。
「もりどろだんご」は、たくさんの生き物をはぐくむ生命の源「もり」のようにたくさんの仲間が集い支えあう“多様性”と“団結力”を意味し、「どろだんご」のように長く磨き続けて価値を引き出せるように、との願いがこもった団体名です。「もりどろだんご」は、若い世代への献血啓発活動を通じて、献血回数・人数の増加持続可能な血液製剤原料供給の実現につながるように活動しています。
社内、社外にも広げる活動の場
ボランティア活動は、学生メンバーが中心となって行っています。
メンバー自身が実際に献血に行ったり、アボット社員やその家族に向けた勉強会を開催したり、献血バスを誘致して社員に献血を呼び掛けたりといった活動を通じ、学生ボランティアと同じ若年層の世代に少しでも献血に関心を寄せてもらうことで、献血率のアップに貢献したいと考えています。
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