アボットは、職場において創造性を育み、イノベーションを促すための環境を醸成するために、多様な視点を採り入れるよう努めています。その一環として、世界各地で中高生や大学生向けのプログラムを通じてSTEM(科学・技術・工学・数学)の世界を紹介し、若い世代に早い時期からSTEM分野に関心を持ってもらうことで、次世代人材の育成・発掘につなげています。
今回、日本のアボットでは、夏休みに入ったばかりの2025年7月24日、昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校の計19名の皆さんを、東京汐留のアボットメディカルジャパンのオフィスにお迎えし、アボットの最新イノベーションを体験できる機会を提供しました。これは昨年11月にアボットメディカルジャパン代表執行役員社長の千田 真弓が、同校の理数系特別クラスの「スーパーサイエンスコース」の皆さんに、「STEM(科学、技術、工学、数学)」教育が将来、理系職のみならず経営の世界においても大いに役立つことについて、自身の体験を交えて講演したことがきっかけになったものです。その講演後、参加した多くの生徒さんから、「ぜひアボットメディカルを訪問したい」という声が上がり、今回のイベントが実現しました。
当日は、オフィスツアーのあと、医療関係者およびアボット社員向け研修施設「アドバンスド・テクノロジー・センター(ATC)」にて、各事業部よりアボットの製品テクノロジーを紹介しました。今回紹介したのは、不整脈の診断や治療を支える様々な医療機器や、糖尿病を有する方向けの持続グルコース測定器、栄養剤製品、簡単に持ち運びができ患者さんのすぐそばで検査が可能な血液分析システムです。実際にデバイスに触ったり、栄養剤を試飲したりするなど、生徒さんはヘルスケアのイノベーションやその魅力に触れ、新たな気づきを得る機会となりました。
とりわけ生徒の皆さんの興味をひいたのは、シミュレータールーム。このシミュレータールームには、手術やカテーテル治療の手技を練習するための本格的な設備が整っています。生徒の皆さんは社員の説明のもと、不整脈治療のための心臓ペースメーカや、アブレーション治療用デバイスなど、実際の医療現場で使われている機器を手にとって、カテーテル操作を模擬体験。操作の難しさに声を上げながらも、目を輝かせながら真剣にメモを取ったり、社員に積極的に質問を投げかけたりしていました。
その後、ランチ時には千田社長や社員との対話機会が設けられ、「アボットの他製品についても知りたい」というコメントや、将来のキャリアに関する質問に社員が回答するなど、和やかな雰囲気の中、充実した時間を過ごし、生徒の皆さんはオフィスを後にしました。
参加した生徒さんからは、「今回の見学を通じて、医療およびヘルスケア業界が持つ社会的意義の大きさを再認識した」、「医療技術が日々進歩していることに驚いた」、「アボットの製品が社会で必要とされていることを実感した」と多くのポジティブな感想が聞かれたほか、「将来、医療系の分野に進みたい」、「医療機器への興味が湧いた」、「今後の進路の選択肢を増やすきっかけとなった」など、将来ヘルスケア分野でのキャリアに興味を強くした生徒さんも見受けられました。
参加したアボット社員からも「うゎーと声にならない声をあげつつ目をキラキラさせていた学生さんに、エネルギーをもらいました」などといった感想が聞かれ、社員にとってもアボットで働くことの意義を再認識する機会となりました。
私たちアボットは、こうした機会が若い世代のSTEM分野でのキャリア構築をサポートし、世界が抱える健康課題を解決できるようなSTEM人材の育成につながるという考えのもと、今後もこのような取り組みを継続してまいります。
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